連載 世界のリーダーに聞く・11
ブラジルの看護婦は全員学士を取得しています
タカ オグッソ
1
,
阿部 俊子
2
Toshiko Abe
2
1ICN実務
2イリノイ大学シカゴ校看護博士課程
pp.1022-1025
発行日 1996年11月1日
Published Date 1996/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905213
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スイスのジュネーヴのICN-International Council of Nursesの事務所を訪問したときに,Dr. Takaに会いたいと受付に申しでた.でてきた人は,頭を下げて挨拶しながら,日本語で話しかけてきた.てっきり日本人のICNへの訪問者かと思いこんでしまった.その人がタカ氏であった.タカ氏は日系ブラジル人で,1993年からICNの実務副代表をしている.タカ氏はブラジル生まれのブラジル人だが,両親は日本人で,ブラジルに移民した.よって,タカ氏は日系ブラジル人の2世ということになる.
タカ氏は,1987年からICU看護コンサルタントとして,研究,看護倫理,看護教育,精神衛生,さらにエイズ問題にかかわっている.看護コンサルタントとしての担当国は,主にラテンアメリカ,カリブ海の国やポルトガル語圏のアフリカ,そして日本である.日本は現在ICNで1番看護協会会員数の多い国である.第2位が英国,さらに米国となる.
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