Scramble Zone
助産婦の専門性発揮へ向けての一考察―Boston's Beth lsrael Hospitalにおける研修を通して
鳥越 郁代
1
1鹿児島大学医療技術短期大学部専攻科助産学特別専攻
pp.1060-1065
発行日 1997年12月25日
Published Date 1997/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901750
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わが国の平成6年の統計によると,全出生数の99.9%が,施設内(病院,診療所,助産所)分娩であり,しかも97.9%が,医師立ち合いによる出生であると報告されている1).必然的に正常分娩も医師主導の元に置かれるようになり,助産婦が主体的に業務を行うことが非常に難しくなってきている現状である.
また少子化に伴う変化として,病院内において産科の単科のみの病棟は減少し,他科との混合化が進み,混合病棟で働く助産婦たちが増加している.
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