連載 「進学コース」教育の意味・1【新連載】
看護を発見し,原点をつかんだ進学コース
武藤 美知
pp.742-745
発行日 1997年10月25日
Published Date 1997/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901687
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日本に進学コース(准看護婦が看護婦国家試験の受験資格を得るための課程で正しくは「看護婦2年課程」)が誕生して早40年が経過した.日本の社会全体が貧しい時代に,健気な自覚をもって准看護婦の道へ進み,さらに1957(昭和32)年に開設された進学コースへの道程は,現在の高校進学率の高さ,経済事情の豊かさからは推量しがたい狭い一本のみちすじであった.
昭和32年度に4校の進学コースが開校した.東京の西部,清瀬の地にも進学コース初発の種が播かれ,以後,1回生から16回生までの424名の卒業生が巣立っていった.
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