特集 看護教員養成講習会これからの課題
自己を拓き,他者に照らす教育をめざして―宮城県の実践
阿部 洋子
1
1宮城県保健福祉部
pp.346-349
発行日 1994年5月25日
Published Date 1994/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900836
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はじめに
保健婦助産婦看護婦法(昭和23年7月30日法律203号)の制定による県内における看護教育の沿革をみると,当時国立仙台病院附属高等看護学院小野寺絢子教務主任は,日本看護協会宮城県支部のあゆみの中で『昭和23年8月より4か月間…甲種看護婦専任教員講習会に出席,会場の日本赤十字社中央病院模範看護学校にて,GHQ指導のもとに看護教員としての教育を受けました.…その後専任教員養成講習会は中央,地区と,厚生省及び看護協会の主催により次々と実施され…』と記述している.
本県の看護教育の経緯は昭和26(1951)年甲種3校,乙種3校による看護教育がスタートし,その後平成2年看護教育カリキュラム改正以降新たに助産婦,看護婦(2年)課程の開設といった変遷を経て,現在25校28課程で看護婦等の教育,養成が行なわれている.
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