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「臨床実践とエキスパートネス」をテーマに―兵庫県立看護大学で第1回国際セミナー'93開かれる
pp.244
発行日 1994年4月25日
Published Date 1994/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900812
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兵庫県に県立看護大学が誕生して1年を迎えた.地域の看護職の熱い思いと,看護の質を求める時代の要請で開学した同大学は,この1年ユニークな建物とともにさまざまに注目されてきた.とくに地域における看護の研究,研修の拠点としての教育研究活動は,軌道に乗りつつあるように見受けられる.
さらに同大学は“国際化への対応”“開かれた大学”を標傍しており,開学8か月にして,第1回国際セミナーの開催にこぎつけた.国際セミナーは,その目的を「地域で働く看護職の方々と国際的な活動を通して共に学びを深めることであり,第一線にある研究者達と交流できること」(片田範子国際交流委員会委員長)とし,第1回目を昨年12月16,17日の両日,パトリシアベナー博士を迎え,大学側から学長の南裕子博士が参加し「看護実践とエキスパートネス」をテーマに開かれた.ベナー博士は『新人からエキスパートまで』(邦訳名:ベナーの看護論,小社刊)でわが国でもよく知られており,2日間,両博士を中心とし,グループディスカッションを盛り込んだ多彩なプログラム(表)がたてられた.
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