巻頭 大学院で学ぶ看護管理学 現場の実践から新たな「知」を生むために ・9
兵庫県立大学大学院
撫養 真紀子
1
,
藤原 史博
1
,
中谷 千鶴
2,3
,
野村 悦子
4
1兵庫県立大学大学院 看護学研究科看護学専攻 組織看護学
2神戸掖済会病院医療安全管理室
3兵庫県立大学大学院 看護学研究科 博士前期課程 組織看護学・次世代看護リーダーコース(1年)
4兵庫県立大学大学院 看護学研究科 博士前期課程 組織看護学・次世代看護リーダーコース(2年)
pp.695-699
発行日 2017年9月10日
Published Date 2017/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200775
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大学院および研究室の特徴や魅力について,教員からご紹介いただきます。
兵庫県立看護大学開学の歴史
兵庫県立大学看護学部・大学院看護学研究科(以下,本学)の前身である兵庫県立看護大学は,国公立で全国初の看護系単科大学として1993年に開学しました。開学から数えて本年度で24年目を迎えましたが,開学に向けた最初の第一歩は,1963年9月にまでさかのぼります。当時の「兵庫県に看護大学を!」との兵庫県下の看護職の悲願と,30年にわたる継続的な陳情・請願を受けた兵庫県の英断とが見事に合わさり,本学の今日があります。その後,1997年には関西では初めて看護学の博士前期課程が開設され,1999年には博士後期課程が開設されました。
開学当時,看護系大学は全国6大学の時代でした。その中にあって,本学は南裕子初代学長のリーダーシップのもと,看護基礎教育の大学化の先駆けとして他を牽引してきました。開学から一貫している価値観は「学生を何より大事にする」ことであり,「ケアをする人はケアを持って育てるべし」との考え方を重んじています。
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