グラフ
精神薄弱の娘を飢餓死させた父に実刑判決!―北里大学における模擬裁判
pp.164-165
発行日 1994年3月25日
Published Date 1994/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900795
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重度の先天性精神薄弱児である二女遥ちゃん(当時2歳11か月)を,飢餓死させたとして公訴されていた織田幸男被告(43歳)に対し.北里地方裁判所は11月26日,懲役2年執行猶予3年の実刑判決を言い渡した…….
これは.北里大学で昨年行なわれた模擬裁判でのことである.この模擬裁判は,1976年より弁護士である奥野善彦教授の指導のもと,教養課程の1年生で法学ゼミを選択している学生によって行なわれているもので.今年度も25人の学生によって裁判官,検察官,弁護人,証人,そして被告が演じられた.傍聴人は,一般教養で奥野教授の法学を選択している学生の中から大教室の定員いっぱいまで選ばれ,そのため当日は満席となる盛況ぶりであった.
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