特別講義
「高松宮記念ハンセン病資料館」について
成田 稔
1,2
1高松宮記念ハンセン病資料館
2国立療養所多磨全生園
pp.152-156
発行日 1994年2月25日
Published Date 1994/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900792
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「高松宮記念ハンセン病資料館」の開設
「高松宮記念ハンセン病資料館」(以下「資料館」)は,藤楓協会の創立40周年記念事業の1つとして,多磨全生園(国立ハンセン病療養所)の構内に設置された.
藤楓協会とは,1951年に崩御された貞明皇后(大正天皇の皇后)のご遺金に全国からの募金を加え,1952年に高松宮宜仁親王殿下を総裁に推戴して発足した,ハンセン病救護事業団体である.殿下は1987年に薨去されるまでの35年間にわたり,総裁として事業の推進にご尽力賜ったが,“高松宮記念”とはこのご功績を称えて名付けられた.
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