連載 できることをできるだけ 臨床からのメッセージ・11
学生見ると,血が騒ぐ!?
小笠原 望
1
,
藤田 悌子
2
1高松赤十字病院神経内科部
2小野市民病院
pp.840-841
発行日 1993年11月25日
Published Date 1993/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900694
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私が看護学生を好きなわけ?
いつもお世話になっている,早原敏之先生(国立療養所南岡山病院)から電話があった.いつになくあらたまった調子で「これは断られると困るお願いなんです.引き受けてくれますか」と言われるので,「先生のお願いですから,たいていのことはおききしますが…」と答えたものの,ちょっと緊張したのは確かだった.
そのお願いとは「中国地区の看護学校の教官の集まりが広島であるので,その講師を…」ということだった.その日はちょうど外来日にあたっていたので,休む前後のあわただしさを思うと気が重たかった.正直ちょっと迷ったが,早原先生の依頼だし,看護学校の先生への話は望むところだからとお引き受けすることにした.
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