調査・研究
学生の興味を引き出す教育方法を考える―清拭の実験的演習の試み
大沼 幸子
1
,
吉澤 ひろみ
1
1帝京高等看護学院
pp.613-616
発行日 1993年8月25日
Published Date 1993/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900646
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看護基礎教育に携わっている中で,技術教育の重要性と難しさを感じていた.看護婦の技術如何で患者の回復を高めるか否かにつながり,技術は看護基礎教育の主要な教育基盤であると言える.
学生は,規定された時間の中で学び,それを臨床実習の場で実践しながら自己の技術として習得していく.当校の学内の演習は,教師のデモンストレーションを見学後,グループ毎に演習することが多いが,学生は受け身的で,主体的に取り組んだり,工夫する場面が少ない.臨床実習においてもその学びを生かし,工夫するということが少なく,これは,デモンストレーションによる弊害があるのかもしれないと考え始めた.
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