Nursing Study・1
全身清拭を科学する
永井 敏枝
1
1東京鉄道病院看護婦養成所
pp.146-150
発行日 1955年10月15日
Published Date 1955/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909949
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今度本誌に看護研究の頁のできましたことは大変有意義と有難く且つ喜ばしく思います。看護が看護学という科学的学問の基礎に於てなされます時によりよい看護がなされるということは申すまでもないのであります。即ち看護を科学することにより,効果的で能率的な適切な看護がなされ得ると考えます。その事には,看護を行う看護婦自身がたえず研究的態度で看護を実践することが是非必要になります。看護学の確立を私達看護婦によつてがつちりと築きたいと思います。
人間個人のもつている知識能力にはおのずと限界があるものです。それが二人になり三人になり持つている知識を出し合つて検討することにより,より完全なより高度の内容となつてくるものです。この意味に於て,この頁が増々豊な頁になりますことを望みます。
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