特集 新カリはどういかされたか
望ましい倫理学講義を求めて―バイエルン州看護学校カリキュラム翻訳・I.前文
尾形 敬次
1,2
1専修大学北海道短期大学
2札幌市立高等看護学院
pp.436-437
発行日 1993年6月25日
Published Date 1993/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900593
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訳者前文
札幌市立高等看護学院における倫理学の講義を担当するにあたって,看護学生にとって望ましい倫理学の講義とはいかなるものか,と考えました.我々が大学や大学院で学習し,研究してきた学説史を述べることにまず疑問を抱きました.
即ち,それはあまりにも抽象的であり,あってもなくてもよい教養,つまり学生にとって知っておけば一生のうちであるいはいつか役に立つかもしれない,という程度の教養に終わるのではないか,と思ったのです.
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