特集 続・新カリはどういかされたか
続・望ましい倫理学講義を求めて―バイエルン州看護学校カリキュラム翻訳・Ⅱ.教育課程
尾形 敬次
1,2
1専修大学北海道短期大学
2札幌市立高等看護学院
pp.513
発行日 1993年7月25日
Published Date 1993/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900610
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前号(34巻6号)では教育課程の前文を掲載し,カリキュラム全体の総則,および本号で紹介する看護学概論等の一般的目的を紹介しました.
初めてそれを読んだ時の私の感想は,いかにも秩序を重んじて規則を作ることを好むドイツ人らしい,ということでした.“前書き”を読んだかぎりでも,望ましい看護婦のイメージをまず構想し,あらゆる授業時間,あらゆる授業科目をそれの実現へ向けて設定し,それらに縦にも横にも緊密な連携をはかっている,このように見受けられました.あたかも,学校全体が1つの有機的システムとして機能することを求めているかのような印象を受けたわけです.
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