連載 私たちの教育実践 体験学習を通して学習意欲を高める・6(最終回)
自己および他者理解
石井 八恵子
1
,
岩田 銀子
1
1慈恵青戸看護専門学校
pp.564-567
発行日 1990年9月25日
Published Date 1990/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900094
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2年次では,他者とのかかわりの中で,自己を見つめ,ありのままの自分を知るために集団心理ゲームを実施した.ところが,1年過ぎると,再び神経症傾向が高くなり,自己理解の基本は薄らいでくる.3年次になると多くの学習課題を与えられたり,複雑な患者を受け持ったり,さらに多くの患者に対して看護チームで援助する場面に出合う機会が多くなるからである.
看護場面で要求される能力は,複雑な心理を持つ患者への対応,多種の看護業務を正確に実践できることであり,看護チームの中でのリーダー,メンバーシップを発揮しなければならない.
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