特集 成人看護学と老人看護学の関連
成人臨床看護と老人臨床看護の関連による教科内容―「運動器系に問題のある患者の看護」の展開
斎藤 恵子
1
,
海野 さち子
2
,
若松 澄子
3
,
桜井 ソノ
4
,
塚越 郁代
5
1国立療養所東京病院附属看護学校
2国立療養所神奈川病院附属看護学校
3国立療養所東域玉病院附属看護学校
4国立療養所久里浜病院附属看護学校
5国立療養所新潟病院附属看護学校
pp.263-271
発行日 1990年5月25日
Published Date 1990/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900045
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はじめに
今回,約20年ぶりにカリキュラム改正が行なわれた.その特徴として,科目の構成は,基礎科目,専門基礎科目,専門科目となり,看護学のみが専門科目として位置づけられたこと,老人看護学が独立したこと,基礎看護学と成人看護学の占める割合が大きいことがあげられる.
私達は,「看護制度検討会の報告」や「指導要領」を参考にしながら,新カリキュラムの試案を検討してきた.その中で成人看護学の成人臨床看護,老人臨床看護の有機的な関連を試みた.そして具体的に「運動器系に問題のある患者の看護」を展開したので,ここに報告し,皆様のご助言を仰ぎたい.
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