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書評 ―基本を学ぶ看護シリーズ5―健康づくりの仕組みを知る
石田 千絵
1
1日本赤十字看護大学看護学部
pp.75
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663202049
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「地域に暮らすすべての人」を看護するために必要なすべてを1冊で
2022年4月の看護師教育の指定規則変更により、「在宅看護論」は「地域・在宅看護論」と名称が変更され、「統合分野」から「専門分野」となり講義の単位数も増え、低学年からすべての看護の基本として学ぶべき分野に位置づけられました。そして、看護の対象は、「在宅で療養をしている人」から、「地域に暮らすすべての人」と拡大されました。
「地域に暮らすすべての人」を看護するためには、個人のライフスタイルに注目しつつ、母子や高齢者などのライフサイクルによって異なる対象の課題や対策、プライマリヘルスケアの概念などを理解する必要があります。また、世界やわが国の健康にかかわる考え方や方針、わが国の資源と健康課題に対する国・行政の具体的な取り組みを認識したうえで、健康づくりの方策を理解する必要があります。
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