増大号特集 シミュレーション教育 虎の巻
第4部 学校・教育のあり方を問い直す
学内全領域をつなぐミッションタウンと、地域に開かれたシミュレーション教育センター
藤野 ユリ子
1
1福岡女学院看護大学
pp.656-664
発行日 2019年8月25日
Published Date 2019/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201301
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シミュレーション教育センターの開設
福岡女学院看護大学(以下、本学)は、過密なカリキュラムと膨大な学習内容の精選に向けた課題を解決し、「自主的に学習できる力」をもつ学生育成をめざし、開学10周年事業として、シミュレーション教育センター(以下、センター)を2016年9月に開設し、2017年度より、全領域でシミュレーション教育を導入している。
センターは、地上3階建ての2階・3階部分で、延床面積が954m2の広さである。4つのシミュレーションルーム(ICU、4床室、分娩室、在宅・多目的)と2つのデブリーフィングルームがあり、シミュレーションルームの映像をデブリーフィングルームにライブ配信できるシステムを有している。この映像システムを活用することで100人をこえる学生を対象とした多人数のシミュレーション演習を可能にしている(図1、図2)。
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