特集 主体性を育む「問いづくり」
扉
pp.525
発行日 2018年7月25日
Published Date 2018/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201015
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現在教育界では,主体的に学ぶ学生を育てるため,さまざまな形でアクティブラーニングが取り入れられています。もともと演習やグループワークの活用が盛んな看護教育ですから,この傾向自体は歓迎すべきものでしょう。ただ,たいていの学生は,「主体的な学び方」が身についていないので,まず教員が,学生が主体性をもつためのお手伝いをする必要があります。
「問いづくり」は,小中高校の“探求学習”で多く取り入れられている教育技法で,文字通り,学生自らが問いをつくる学習法です。自分が興味をもっていること,知りたいことは何かを考え,それを疑問の形で表したうえで,自分で調べ,まとめ,説明するというところまでもっていきます。教員から与えられた問いではなく,自分でつくり出した問いなので,より主体的に学ぶ力が養われます。
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