特別寄稿
神奈川県立平塚看護大学校における教育課程4年制化の道のり
森内 みね子
1
1神奈川県立平塚看護大学校
pp.920-926
発行日 2017年11月25日
Published Date 2017/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200862
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日本は,世界に例のない少子超高齢・多死社会を迎え,10年先20年先の保健・医療・福祉体制を見すえた政策が推進されるなかで,看護師はこれまで以上に自律してその専門性を発揮することが期待されている。そのようななか,本校は,時代のニーズに即した看護基礎教育をめざして,2017年4月,神奈川県立平塚看護大学校と校名を変更して4年制の看護専門学校をスタートさせた。
4年制化に取り組んでいま思うことは,時代の変化に対応できる自律した看護師を輩出するための看護基礎教育改革が必要であるということである。本校が辿り着いた4年制化の目的は,大学教育か専門学校かで議論をするよりも,看護師になる教育から看護師として働く教育へ転換し,新人看護師からでも地域・在宅で働くことのできる看護師の養成を行う学校づくりである。
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