連載 看護教育に協同学習法を取り入れる・9
関連図から看護診断,看護計画の立案を学習する段階
緒方 巧
1
1梅花女子大学看護学部
pp.1154-1159
発行日 2013年12月25日
Published Date 2013/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102588
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前回は,事例に基づいてアセスメントを学習する段階の演習展開について述べました。NANDA-I分類法IIの13領域をアセスメントすることで把握できた問題状況をもとに,看護による解決の必要性や可能性,その程度をレーダーチャートに記載する工夫などを紹介しました。
今回は,関連図の作成から看護診断,看護計画の立案へとつないでいく段階です。対象者の問題状況は,どの領域のどのような情報が関連し合って生じているのか,そのメカニズムを関連図によって明らかにし看護診断(看護問題の明確化)へと導き看護計画の立案につないでいきます。この段階で学生たちが取り組む個人学習課題と演習は,関連図の作成と看護計画の立案です。演習で用いる主な協同学習の技法は,Round-Robinと雪だま転がし,特派員です。
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