連載 「交流」を通して教育力を高める広島県専任教員継続研修の試み・5【最終回】
短期受け入れ研修の実際
中田 チエミ
1
,
西川 しづえ
1
,
渡辺 英子
1
1広島県立三次看護専門学校
pp.228-233
発行日 2013年3月25日
Published Date 2013/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102346
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はじめに
広島県では,県の事業として県内の看護教員の成長を支援するしくみが構築された。その事業では,専任教員の経験段階別の集合研修や専任教員と実習指導者を対象にしたトピックス研修をはじめ,学校間で専任教員同士の交流を図る公開授業と短期受け入れ研修を実施している。そのうち公開授業と短期研修については,県立の看護専門学校である本校が基点となって実践を始めている。公開授業については,連載第4回(本誌54巻2号)で紹介したところである。
短期受け入れ研修とは,看護学校に勤務する専任教員が短期間,他の看護学校の教育現場に赴き,受け入れ校の教育の実際を体験を通して学ぶとともに,異なる学校の教員間での交流を図るものである。2011年度から看護師養成所,准看護師養成所の専任教員を2名ずつ受け入れてきた。
受け入れ研修を実施した結果,異なる学校の専任教員同士の交流が図れるとともに,研修をした専任教員だけでなく,受け入れ側の本校の教員も学びが得られたので,その成果と課題について報告する。
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