特集 災害看護教育に生きたシミュレーションを─震災に焦点をあてて
扉
pp.167
発行日 2012年3月25日
Published Date 2012/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102013
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東日本大震災の発生から間もなく1年が経過しようとしています。未曾有の地震と津波は,今なお被災地に爪痕を残し,原発事故の先行きも決して明るいものとは言えません。その他にも,火山の噴火,記録的な豪雨による洪水や土砂崩れ,大型台風の直撃など,さまざまな災害が間断なく日本を襲っています。
このような状況のなか,看護師の役割の一つとして災害時の対応がますます強く求められてきており,その実現のため災害看護教育への期待も大きくなっています。残念ながら,災害の発生を防ぐことはできません。しかし,日頃から災害に備えて訓練・準備をしておくことで被害を減らすことは可能です。そして,そのために大きな力を発揮するのが災害シミュレーションです。
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