連載 学生の目 教員のまなざし・13
解剖生理Tシャツ
笹井 尚子
1
,
関屋 スミ子
1
1水沢学苑看護専門学校
pp.1,32
発行日 2012年1月25日
Published Date 2012/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101959
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- 文献概要
1年生の後期。解剖生理学の講義終了後,各グループに分かれ,白いTシャツに解剖生理で教わった骨格系,筋肉系,内臓,循環器系などを人体と同じように図式に書き上げて,クラスで学生による再授業が始まる。1人ひとりの知識とグループの力を総動員して作り上げた解剖生理Tシャツの傑作を使って,クラスメートにわかりやすく教授する。
実は,この1枚のシャツを作り上げるまでのプロセスが重要である。うろ覚えだった機能や形態を正確に覚えていく過程だからだ。そして,他のグループの出来栄えと発表を聞き,知識の再確認をして,それを共有をしてゆく。クラスメートの違った才能やチームワークなどの再発見にもなるグループ学習である。
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