特集 准看,進学コースでの教育はいま
私的視点からみた准看護学校での教育の変遷と現状
角田 美代子
1
1新宿区医師会立看護高等専修学校
pp.816-820
発行日 2011年10月25日
Published Date 2011/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101888
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私が准看護教育に携わったきっかけ
私が准看護教育に携わるようになったきっかけは,家庭で育児に専念していた40歳の頃,当校の教員をしていた先輩に誘われて,年度の途中で辞めた先生の代わりに急遽教鞭をとったことである。以来26年,本校に務め続けることになるとは,当時は思いもしなかった。
准看護師についてほとんど知識のない状態であった。准看護師課程の学生の実習で短期間指導に携わったことはあったが,教育内容についての知識はなかった。母校で1年ほど教育に携わったことがあったものの,看護教育そのものに関して何も学んでいない不安もあった。ただ,准看護師を目指す人たちに看護の基礎や基本の初歩を教えることならできるだろうと考えて,教壇に立つ決心をしたのである。
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