特集 准看,進学コースでの教育はいま
扉
pp.815
発行日 2011年10月25日
Published Date 2011/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101887
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1996年12月20日,厚生省(当時)の准看護婦問題調査検討会は,その報告書のなかで「21世紀初頭の早い段階を目処に,看護婦養成の統合に努める」という結論を出しました。それから間もなく15年が過ぎようとしていますが,看護界が十分「努め」てきたように感じられないのは残念です。
看護系大学が200を超えた今,准看護師と出会ったことがない教員も珍しくないかもしれません。専門看護師や認定看護師などの高度な資格が増えていくなか,以前よりも准看護師が顧みられることが少なくなっているように思います。しかし,現在も37万5000人余りの准看護師が就労し,その教育が続いている現実から目をそらすことは,看護教育者として問題だと考えます。
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