連載 教育と研究,臨床をつなぐメッセージ やっぱり私は,看護師だった!・1【新連載】
塩や水のような存在でありたい
那須 あい
pp.55
発行日 2011年1月25日
Published Date 2011/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101658
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今,私が勤めている外来には,脱水や低ナトリウム症状のある患者や子どもがよくやってきます。数時間の輸液だけで,乾いた皮膚にみずみずしさが戻り,瞳に生気が戻ってきて,笑顔に力が感じられるようになる。塩や水は本当に大切なものだと実感します。
釈迦に説法だけれども,看護というものは,自分で自分を大切にする営み(セルフケア)ができなくなっているときには不可欠な援助で,ないと困るものだし,とてもうまく適合したときには,「援助を受けた」なんて,相手が思うことすらないほどに成し遂げられるものだと思います。
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