連載 Mail from USA 『JNE』を読み,世界の看護教育の流れを知る・19
救急看護―ACNP-PTSD due to IPV in Asian Americans―すべては“トラウマ”つながり
原田 奈穂子
1
1ボストンカレッジ看護学研究科博士課程
pp.1020-1021
発行日 2010年11月25日
Published Date 2010/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101619
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●【特別寄稿】「卓越しているということ――この言葉はもはや意味をなさないのか?」から
はじめまして。私はマサチューセッツ州郊外にある私立(イエズス会系)大学のボストンカレッジ博士課程に在籍し,今月2年目を迎えようとしています。日本の先生がたも後進の育成のために日々,粉骨砕身されているとお察しします。『JNE』8月号の特別寄稿では,“Excellence”(私は「卓越しているということ」と訳しました)の持つ重さについて語られています。看護教育者として卓越されていた諸先生の後押しがなければ,私は6年間以上家族と離れ,日本の外で学び続けられてこなかったと感じます。筆者はこの卓越していることは他者との比較によるものではなく,「自分自身のvery bestを目指すことから派生するもの」とグロスマンとヴァリガを引用して定義しています。このリレーエッセイでは,看護研究者として「繋がり」を大切にしつつvery bestを模索する道を,東海岸の地域性を織り交ぜつつ日本の看護をリードする皆さんにお届けすることができればと思っています。
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