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特集 複雑性PTSDの臨床
複雑性PTSDとトラウマインフォームドケア
Trauma-informed care for complex PTSD
亀岡 智美
1
Satomi Kameoka
1
1兵庫県こころのケアセンター
1Hyogo Institute for Traumatic Stress, Hyogo, Japan
キーワード:
トラウマ
,
Trauma
,
複雑性PTSD
,
complex PTSD
,
トラウマインフォームドケア
,
trauma-informed care
Keyword:
トラウマ
,
Trauma
,
複雑性PTSD
,
complex PTSD
,
トラウマインフォームドケア
,
trauma-informed care
pp.1117-1122
発行日 2023年8月15日
Published Date 2023/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405207052
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抄録
ICD-11で初めて正式な診断基準として認められた複雑性心的外傷後ストレス症(PTSD)は,複雑な病態を呈する疾患である。支援や治療に際しては,過去のトラウマ的出来事の体験と現在認められるさまざまな症状との関連を踏まえたうえで,過去と現在を行き来しながらの対応が求められる。そのためには,トラウマインフォームドケアの基本概念に基づいた支援が推奨されている。ここでは,その中でも最も重要であると考えられる,「ケアの枠組みの構築」と「過去と現在をつなぐケア」について概観した。
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