特集 PBLは報われる
扉
pp.1065
発行日 2009年12月25日
Published Date 2009/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101491
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看護界における“問題解決型”の学習方法――PBLテュートリアル教育は,大学・専門学校ともに実施校は漸増しています。ただ,その導入に付随する種々の障壁と,制度改革が優先される時代の趨勢から,大きな流れになっているとはいえないのが現状です。その障壁の最たるものは,「PBLってなんだろう?」という新しいスタイルに感じる普遍的な不安に尽きるようで,ついで,教える側のマンパワー問題(単純な人数というより,“ティーチャー”ではなく“テューター”として学生と関わるためのknow how不足)が最初に浮上します。現代に,国内外問わず高等教育の場でスタンダードになっているPBLのスタイルとその看護教育での導入例を年の瀬に概観されることが,あなた自身の教育観・スタイルを振り返る契機となれば幸いです。
あなたのいない未来の医療現場で学生がくじけないために。
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