特集 地域に根ざした教育の実践
扉
pp.365
発行日 2010年5月25日
Published Date 2010/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101455
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設立主体にかかわらず,「学校」というものは,所在する地域と結びつきを深める必要があります。周囲から入学してくる学生が多い場合は,当然,受験生募集のためのアピール活動として,地域に出かけていくこともしてきたでしょう。が,地域外からの入学者が多い場合こそ,所在地域に根ざした関係を築くことが重要となります。
それは,学校がある場所について知ることで,学生が患者さんやその家族の「生活」に思いを馳せやすくなるからであり,逆に,地域の人に,学校でどんな学生がどのようなことを学んでいるかを知ってもらうことで,学校の,ひいては看護の意義を理解してもらえるからです。
必ず行われる「地域実習」も,学校がそれぞれの地域に根ざした教育を行っていれば,また一味違ったものになり得ると思うのです。
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