特集 看護倫理を教育のベースラインに
扉
pp.273
発行日 2010年4月25日
Published Date 2010/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101435
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看護の原点に倫理あり――識者が一致して指摘されることです。医療の質が問われる今日,倫理は社会的趨勢として看護職に求められる多くの資質を包むとても重要な概念なのですが,基礎教育を目的とする養成校での現場では,「生命倫理」「医療倫理」「臨床倫理」といった近接する概念と“看護倫理”との間にある微妙な距離が教員の違和感に繋がる場面があります。また,あまりに根底の事項であるゆえの見過ごし例も散見されます。かたや臨床現場では待ったなしの世界で,ケースバイケースに専門職として毅然たる対応が求められています。
あらためて倫理の思いこそ教職のベースラインにあることを,基礎知識の整理かたがた,寄稿者それぞれの声から振り返ってみてください。
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