扉

　｢いまなぜポートフォリオなのか｣と題した本誌48巻1号（2007年）特集から3年。看護界に種が播かれたポートフォリオによる教育評価は，全国の導入者たちにそれぞれの成果をもたらし，さらなる課題の気づきへと展開されてきています。現代の医療ニーズに求められる“看護の統合と実践”をもたらす有用なツールとして，あらためて読者に紹介したい続報特集です。

　今春に新著『ポートフォリオ・プロジェクト学習で実現する！看護師の実践力と課題解決力』（小社刊）を上梓される，プロジェクト学習のパイオニア鈴木敏恵さんの現在の言葉とともにご覧ください。

　“意志ある学び”が基礎教育で導かれたあかしであるポートフォリオが，教員から卒業生に贈り得る枯れない花束になることを願って。