連載 教育の地平線・5
―「料理は命にかかわるから,知らないことが出てくるうちは,どんどん勉強するんです」―高校生のレストラン『まごの店』で,生徒のスキルアップ 村林新吾さん
本誌編集室
pp.465-469
発行日 2009年6月25日
Published Date 2009/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101209
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高校生のレストラン『まごの店』とは
──村林先生が勤める相可高校の食物調理科について,最初に教えていただけますか。
村林 食物調理科の前身は家政科です。学科改編にあたって,高校のカリキュラムで資格取得できるコースをと考えた。高校のカリキュラムのなかでとれる,唯一の資格が調理師免許なんですよ。家政科には栄養士の免許をもっている先生もいて教えやすい。それで食物調理科に改編されました。これは前例もあって,全国に100校ぐらいあります。
相可高校は,その特色を出すためにちゃんと調理師の資格が取得できるような教育をするということと,その発展形としてお店を出すという夢があり,調理師専門学校で教えていた僕に白羽の矢が立って,教育委員会の試験を受け赴任してきたんです。
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