書評
―『発達段階からみた小児看護過程+病態関連図』―小児看護ならではの要点がわかりやすいサブテキスト
廣井 寿美
1
1渋川看護専門学校
pp.227
発行日 2009年3月25日
Published Date 2009/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101155
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●見るのも楽しい全ページカラー版
ページを開くと,全体がきれいなカラーで興味をひかれる。『目で見る疾患』は,疾患の特徴や症状が,図や写真入りで解説され,ひとめで病態がイメージできる。よく使用される薬剤一覧が載っているのも嬉しい。
また,事例は用いず,疾患や症状の特徴をベースに思考を導くアドバイスをしている。ときおり,事例展開をそのまま転用してしまう学生がいるが,この本を参考にすれば写し取るような学習にはならず,個々のケースで応用していけるだろう。
教員としても,学生の気づきがどのような点で不足しているか,どのようなところでつまずいているかを確認するために活用できる。
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