特集 社会人入学者のいる教室―より適した教育を目指して
扉
pp.103
発行日 2009年2月25日
Published Date 2009/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101123
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以前なら,ほとんどが高校卒業直後の学生で構成されていた看護の基礎教育課程ですが,最近ではそうではない年齢や経歴の学生が年々増えています。
「学生」ということでは皆同じという考え方もありますが,集合教育においては,以前の画一的な方法では,学生の気持ちをとらえることは困難ですし,その年齢や経歴も個性ととらえて教育にあたるほうが健全であるとも言えます。「患者さんは千差万別」である以上,「看護学生も千差万別」に対応する必要があるのです。
今回の特集は,そんななか,社会人経験のある学生の教育にあたって,どのような注意点や生かし方があるかを,あらためて考えていただこうと組みました。「キャリア」のある学生とそうでない学生,双方が好影響をもたらし合う学校運営が,今求められています。
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