連載 SPOTLIGHTS・7【最終回】
国際保健に取り組む学生を支援する―スマナ・バルアさん
本誌編集室
pp.1081-1083
発行日 2008年12月25日
Published Date 2008/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101074
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
助産にはじまる医療者人生
─バブさん(バルア博士の愛称)は,最初にフィリピンで助産師の資格を取得されたのですね。
バブ 200人以上のお子さんの出産に立ち会いました。フィリピンでは,医療職として最初に,最低限求められる職種に助産師は位置づけられています。それから看護師になって経験を積んで,また保健師になって村から村を廻ってから,医師になりました。私の母校(フィリピン国立大学レイテ校:SHS)では,村人の推薦を受けた学生が逐次奨学金を受けて資格を取得できる特殊なプログラムを持っているんです。そのモデルになったのは,プライマリ・ヘルス・ケアは,地域と一体となって取り組むべきという,佐久総合病院の故・若月俊一先生のお考えでした。
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.