特集 エイズの現在
[インタビュー]“文盲”こそ諸悪の根源—アフリカでエイズに取り組む 徳永瑞子さん
本誌編集室
pp.46-47
発行日 1993年1月1日
Published Date 1993/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904178
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私のアフリカ
『人間生存の基本と原点,本当のシンプルライフがある』—ジャズのルーツ,アフリカの魅力について,ナベサダさん(渡辺貞夫)がコメントしている(92/11.2 読売新聞夕刊).助産婦の徳永瑞子さんがアフリカにひきつけられる理由も,ほぼ同じだ.そこには『生と死の自然のありようの原点』があり『看護の出発点,助産の仕事の原点がある』と徳永さんはいう.
そんなアフリカに魅かれ,飛び込んで約10年間,助産婦として関わった記録が“プサ・マカシ”というドキュメンタリー作品に結実,「第11回読売“女性ヒューマン・ドキュメンタリー”大賞カネボウスペシャル」を受賞したことは多くの人の知るところだ.そのアフリカが,未曾有の危機に瀕している.エイズだ.何とかしなければ,という思いが今また徳永さんをアフリカへとせきたてる.
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