連載 シカゴ通信&JNEセレクション・9
タンザニアで母乳育児を学ぶ(2)―“自然の本来”を生かす助産活動
新福 洋子
1
1イリノイ大学看護学研究科博士課程
pp.892-893
発行日 2008年9月25日
Published Date 2008/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101031
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旅のアクシデント
人類学の教授の研究に同行するために,現在,タンザニアにやってきています。6月は乾季で冬のタンザニア。でも今年はまだ雨も残り,冬といっても,昼には30度近い暑さです。最初にリサーチクリアランス(許可証)を取るために,教授たちが先にダルエスサラームに到着しており,当初はすでにクリアランスが取れた状態で私が合流する予定だったのですが,アフリカ的な事務処理の延滞から取得に思ったよりも時間がかかり,クリアランスが取れないままに,研究先の病院があるハイドンという町に向かうことになりました。ダルエスサラームからハイドンまで,車で丸2日かけて到着し,途中のサバンナでは野生のキリンやダチョウを見ることができました。
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