連載 始めようがん患者のためのグループ療法 ファシリテーターナースへの道・5
グループ療法参加者の変化(1)
中條 雅美
1
1福岡県立大学看護学部
pp.880-883
発行日 2008年9月25日
Published Date 2008/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101029
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前回(49巻7号)は,ナースがファシリテーターになるための準備として必要な訓練の実際を具体的に提示した。今回と次回とは,グループ療法における参加者の動向と変化について述べる。
グループ療法に参加する患者のグループ療法への期待感や,参加中にどのように療養態度が変化していく可能性があるのかを予測し,その思いに沿った介入をするためには知っておきたい内容の1つである。ファシリテーターを行う際に,参加者の気持ちや変化などを理解するための参考にしていただければと思う。
まず,本連載で紹介しているグループ療法に参加された乳がん患者の体験談を読んでいただきたい(コラム)。病気体験や,その後のグループ療法に対する率直な思いを書いてくださっている。
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