連載 医療と社会 ブックガイド・71
死の決定について・5:クーゼ
立岩 真也
1
1立命館大学大学院先端総合学術研究科
pp.456-457
発行日 2007年5月25日
Published Date 2007/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100674
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この連載の第4回から第7回(2001年4~7月号)が「死の決定について」1~4だった。その続きとして,これからしばらく,こんどはわりあい「理論的」にこの主題を論じた本をとりあげることにする。翻訳ものが多くなる。
まずヘルガ・クーゼの『生命の神聖性説批判』。著者はオーストラリアの生命倫理学者。奥付・カバーから拾うと,「ピーター・シンガーと共に国際生命倫理学雑誌『バイオエシックス』の編集に長く携わった。モナシュ大学(オーストラリア)ヒューマンバイオエシックスセンター前所長」「彼女の哲学者としての業績は,本訳書に集約されると考えられる」。
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