焦点 これからの医療における看護職の育成―地域包括ケアに必要な人材
―清風荘での認定看護師実習―高齢者福祉施設で何を学んでほしいのか
長根 祐子
1
,
工藤 のり子
1
1宏仁会高齢者総合福祉施設清風荘
pp.226-229
発行日 2007年3月25日
Published Date 2007/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100635
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■清風荘のケアの理念
長根 清風荘は高齢者総合福祉施設として,高齢者の入所の施設と,在宅支援のサービス部門をもっています。サービス体系は,制度に則って包括ケアを展開しています。具体的には,特別養護老人ホームを中核として,グループホーム,ケアハウス,宅老所,グループリビングの他,ホームヘルパーステーション,訪問看護ステーション,そして介護予防拠点施設,配食サービス,移送サービスなど,12事業,16事業所があり,生活を支えるという意味の基本的なところを,地域に対応できるように揃えています。
これらの在宅を支えるサービスのなかには,制度化される以前から着手しているサービスもあります。それが社会福祉法人としての使命だと考えたからです。将来を見越して,地域の資源を活用しながら,地域住民の利益,あるいは健康・福祉の支援を,どうしたら行えるかということを常に考えています。
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