特集 災害看護の現場から─災害看護学構築に向けて・1
航空機事故を想定した消火救難・救急医療活動総合訓練―学生が模擬患者として参加して
新美 綾子
1
1半田常滑看護専門学校
pp.142-148
発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100220
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はじめに
阪神淡路大震災以後,災害拠点病院を中心とした災害医療のシステムが構築され,各地で災害訓練が積極的に行われている。半田常滑看護専門学校(以下,本校)では,2002年から災害訓練に学生が模擬患者として参加しており,現在までに9回を数える(表1)。
なかでも,中部国際空港で行われる航空機事故を想定した大規模な訓練では,すべての負傷者役を学生が担っている。本稿では,学生が模擬患者として参加している空港での訓練を中心に,本校の災害看護への取り組みを述べる。
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