特集 知っておきたい小児分野の医療機器
航空機に影響を及ぼす医療機器
島袋 林秀
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1聖路加国際大学・聖路加国際病院小児総合医療センター小児科
キーワード:
機器と資材用品
,
車椅子
,
電磁場
,
航空機
,
電磁波干渉
,
電池
Keyword:
Equipment and Supplies
,
Wheelchairs
,
Electromagnetic Fields
,
Aircraft
pp.473-478
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020230086
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<Key Points>(1)平成26(2014)年9月の緩和に伴い、航空機への医療機器の持ち込みの際、電磁干渉チェックは実質問題とならなくなった。(2)厳しい制約があるLi-ion電池が医療機器に使用されるようになり、航空機内への持ち込みに新たな問題が生じている。(3)Li-ion電池搭載の医療機器は、予備電池も含め、手荷物での機内持ち込みが許可され、ワット時定格量160Whまでとなっている。(4)航空会社によって対応が異なるため、事前確認が必要である。(5)医療機器を持ち込む際には、座席への固定や飛行時間の1.5倍程度のバッテリーを用意する。
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