私たちの保健活動—保健婦の目を通して

日頃の思いから

　この文章を書き始めた頃，訪問看護を断る電話がかかってきました。障害老人を介護する家族からのもので，何が起こったのだろうという思いでいます。先日，訪問看護婦と一緒に訪れた時は，老人は大変喜んで，次の訪問日の約束を繰り返し確認していました。

　保健婦，訪問看護婦，理学療法士，ヘルパーと連携をとりながら在宅ケアに取り組んできました。家庭訪問を大切に考えてきただけに，この断りの電話は，私たちの心に立ち止まって考える時を与えてくれたようです。