特集 保健所とともにつくる「健康日本21」地方計画
【健康づくり中核拠点としての保健所②】「アクティブ地域創造事業」を通じて—専門家がいない,予算がない,それでもできる計画策定
菊地 圭子
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1宮城県保健福祉部対策課(前 石巷保健福祉事務所)
pp.754-760
発行日 2002年9月10日
Published Date 2002/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902672
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健康日本21を受けて,各自治体において地方計画策定が求められるなか,市町村からは「これまで各種計画を策定してきたが,地域保健活動の場面で活かすことができない」とか,「絵に描いた餅で,徒労に終わってしまう」「少ないマンパワーで事業をこなすのが精一杯。計画策定に割く時間がない」などの声が聞かれる。そこで,市町村計画策定に足踏みしている市町村に,保健所としてどのような支援が行えるかを模索検討してきた。その結果,石巻保健福祉事務所(以下,保健所)では,健康日本21市町村計画をこれまでのさまざまな健康づくりの手法とは異なるやり方で,「県民の視点に立った成果重視」の計画策定をめざすという考えのもと,本事業の方針を次のように打ち出した。
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