特別記事
【保健活動に音楽療法を取り入れよう②】—対象者別の音楽療法のポイント
板東 浩
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1徳島学大学院医学研究科生体情報内科学
pp.696-699
発行日 2002年8月10日
Published Date 2002/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902662
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希有の舞台人であった藤山寛美を受け継ぐ直美の芸と歌は,私たちの笑いと涙を誘う。諸外国のコメディと異なり,わが国の喜劇には,浪花節的なペーソスも含まれ心の琴線に触れる。
恍惚ホルモンとされる脳内麻薬物質であるエンドルフィンは,笑うときだけでなく,泣くときも多量に分泌される。これは心のカタルシスであるといえる。このように音楽は,増幅器(アンプ)のように働くのである。
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