特集 職場マネジメントの技術―ヒト・モノ・カネの使い方
【座談会】保健師活動における“管理”の実際
山田 和子
1
,
竹澤 良子
2
,
村田 昌子
3
1国立保健医療科学院公衆衛生看護部看護マネジメント
2滋賀県野洲町社会福祉協議会事務局
3茨城県保健福祉部保健予防課
pp.546-553
発行日 2002年7月10日
Published Date 2002/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902640
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山田 今日は,ベテランのお2人にお越しいただき,「地域活動における看護管理」をテーマに話していただきます。管理にはさまざまな機能がありますが,現在の職場の問題に沿って話を進めたいと思います。自己紹介をかねて,これまでの経験や現在の立場についてお話しください。
竹澤 私はこの4月から社会福祉協議会へ派遣されていますが,今年の3月までの2年間は,住民福祉部長として,課長級の職員を中心に,事務職と専門職が一緒になった,正規職員だけで100名近くの職場で人事管理を行っていました。保健師以外の職種の人事管理は初めてで途惑いましたが,私がやりとおしたのはコミュニケーションをとり,徹底した議論を重ねるということでした。課長たちは,「部長と話が始まると家に帰れない」と覚悟していたようです(笑)。
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