特集 職場リーダー
講評
座談会‘職場リーダーの管理活動’を聞いて
落合 勝一郎
1
1聖路加国際病院
pp.46-47
発行日 1971年4月1日
Published Date 1971/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204288
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企業のなかで職員を訓練するとか教育するといった考え方の必要が徐々に理解されてきた過程をふり返ってみると,企業内教育とか訓練という考え方を開発したアメリカでは,その初期においては経営管理理論の一環として展開している.すなわち,Taylorおよびその弟子たちによって提唱された科学的管理法(1911,科学的管理法の理論)がその出発点となる.次にFayolの分業指揮の統一理論を経てHawthorn Study (1933)の人間関係理論に発展する.
その後20年間はKurt Lewisのgroup dynamics理論やMcGregorのX,Y理論に広がり,1950年以後の技術革新時代にはいって,労働に対する新しい考え方や,労働組織の新機軸傾向に平行して,企業ぐるみの幅広い層に対する教育訓練に拡大し,訓練方式も系統的に整備されている.
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