連載 立川らく朝のヘルシートークウラ噺・3
性転換
pp.264-265
発行日 2002年3月10日
Published Date 2002/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902595
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ひょんなことから青山のカルチャーセンターでヘルシートークを始めることになったのだが,その経緯は先月のとおり。もっともカルチャーセンターでやることだから,基本的にはお勉強だ。だから私の横にはホワイトボードが立てられている。邪魔だと思いつつも,つい赤や緑のマーカーを使って,気が付けば講義スタイルになっている。「おっといけない」と気を取り直して,軽いギャグを入れたりするのだけど,とにかく客,じゃなかった生徒は三人だもんね。いたたまれないのよ,これが。
それだけじゃないの。私のヘルシートークは午前十時から十二時まで。その後午後二時から同じ教室で,今度は自分の一人会(古典落語の会)を開くのだが、その準備が結構大変。机で高座を作り,演台の大きいのをえっちらおっちら運んで袖(舞台横のちょっとしたスペース)を作る。それから椅子を並べて……,なんてやってるうちにいつの間にか開場の時間。つまり昼飯抜きになるってわけ。
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