特集 「地区組織への支援活動」の徹底理解をめざす
【座談会】地区組織に関わる保健婦の活動事例と活動技術の習得
守田 孝恵
1
,
星子 由美子
2
,
齊藤 春恵
3
,
相馬 幸恵
4
1国立公衆衛生院公衆衛生看護学部
2福岡市城南保健所
3横浜市金沢保健所
4新潟県村上保健所
pp.508-516
発行日 2001年7月10日
Published Date 2001/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902453
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事例から地域との関わり方をみる
守田 今日は皆さんにお持ちいただいた活動事例を題材に,その活動のなかで保健婦がどういう役割を担ったのか,その活動技術はどうやって身につけていったのかを振り返っていただきます。では,星子さんから事例紹介をお願いします。
星子 私は地区組織全般への関わりをとおしてお話しします(509頁)。福岡市では1人で2つの小学校区を担当します。たとえ新人でも,その校区に関することは何でもやるので,業務内容の幅がとても広いんです。就職した当時,上司には「とにかく地域を歩きなさい」と何度もいわれました。そこで担当地区の地図を広げて,役員宅は黄色,家庭訪問対象宅はピンクと色をつけて,ここの家に訪問に行ったらこの家がそばだからついでに寄ろうというように,地図を見ながら毎日のように地域に出かけていました。
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